-if-*。 もしも僕が、愛していると言えたなら

ナツはそう言ってまた無理やり笑う。

「な…ナツ?大丈夫?」

俺は隣に座ったナツの頬にそっと触れた。

「大丈夫!慣れてる…って変だけど、いつものことだし!」

そう言って痛々しく笑うナツに、ユイちゃんが濡らしたタオルを手渡した。

「もうやめなって言ったじゃん!なんで会いに行ったの!?」

「だって…」


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