-if-*。 もしも僕が、愛していると言えたなら
あぁ、そういうことか。
なるほど。
でもそう分かった今も、まだナツミにドキドキしている俺がいる
「なぁ、孝一、ここからは別行動にしよーぜー?」
「しかたねぇな!翔太がそういうなら!!ユイちゃん、俺とでいいよね?」
孝一は嬉しそうに満面の笑みでユイを説得し始めた。
「…っもう!しょうがないな!!ナツ、明日!!」
ユイは仕方なく、でも嫌そうではない顔でナツミに背を向けると、孝一と歩き始めた。