-if-*。 もしも僕が、愛していると言えたなら

「ねぇ、ナツミちゃん。」

「呼び捨てでいいですってー。」

「じゃぁ…ナツ。」

「はい?」

引っ込みが付かなくなった俺達は、結局ホテルまでの道を歩いていた。

「なんでユイちゃん、孝一と一緒に行かせたの?孝一もユイちゃんのことホテルに連れ込むかもよ?」

俺の質問に、ナツは笑って答えた。
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