-if-*。 もしも僕が、愛していると言えたなら

「んんっ…っちょ…翔…」


そんな声聞いて、やめられる男がどこにいんだよ。

「口、開けて?」

一瞬だけ唇を離して囁く。

「そんなんんっ…」

俺に抗議をしようと口を開いたナツの声を無視して、俺は再びナツの唇を奪った。

「や…だぁ…っ」

息苦しさからか、本当にやめてほしいのか、ナツの瞳は潤んでいる。

「ナツ、こういうときにやだって言ったら、男はさらに燃えちゃうんだよ?」

涙目でやだって言われたら、萌えるし燃えるってのが男だ。
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