-if-*。 もしも僕が、愛していると言えたなら
でもベッドの中にいたナツを見た瞬間、そんな作った余裕は一気にぶっ飛んだ。
「や…ま…って…」
俺がバスタオルを外そうとすると、ナツは小さく首を横に振った。
「だーめ…ほら、手、離して?」
「っ…ぅ…」
ナツは仕方なくといった風にバスタオルを抑えていた手を離す。
傷ひとつない、綺麗ななめらかな白い肌。
思わず触れたくなって、『やっぱり男の肌とは全然違う…』そんなことを思いながら鎖骨付近にそっと触れた。