Prisoner of Love ~全ての恋愛が失恋だとしても~
早川智子はまだ25歳だが、コールセンターのSVの中でも
比較的優秀な成績を収めている。
田中と早川はデスクが近いせいか、
普段から二人がよく話をしているのを真実は目にしていた。
今日も今日とて、田中と真実が何処に座ろうかと
社食を見渡していた時に、早川から良かったらご一緒にと
声を掛けられて相席となったのだ。
華奢で小柄な田中とは対照的に
長身で引き締まったスタイルの早川が並んで座っていると
二人の年齢差が2歳しか違わないというのが嘘のようだ。
「うッ……早川先輩までそんな事を!
20年も経ったら、私、43ですよ~?」
「冗談、冗談」
早川は悪戯に目に笑みを浮かべ、
「でも、室長レベルを目指すのはハードル高いと思うケド?」
さりげなく一言付け加えた。
「…ですよねぇ……」
ガクンと田中の頭が垂れる。
比較的優秀な成績を収めている。
田中と早川はデスクが近いせいか、
普段から二人がよく話をしているのを真実は目にしていた。
今日も今日とて、田中と真実が何処に座ろうかと
社食を見渡していた時に、早川から良かったらご一緒にと
声を掛けられて相席となったのだ。
華奢で小柄な田中とは対照的に
長身で引き締まったスタイルの早川が並んで座っていると
二人の年齢差が2歳しか違わないというのが嘘のようだ。
「うッ……早川先輩までそんな事を!
20年も経ったら、私、43ですよ~?」
「冗談、冗談」
早川は悪戯に目に笑みを浮かべ、
「でも、室長レベルを目指すのはハードル高いと思うケド?」
さりげなく一言付け加えた。
「…ですよねぇ……」
ガクンと田中の頭が垂れる。