近いのに遠い存在
「まぢで言ってんの!?」





「・・・・・うん」



「・・・・来いよ」




「えっ、あ、うん」






ガチャッ



そういえば、さっきはよく見なかったけど尚希の部屋って綺麗に片付けられてる・・・


「真尚」



「きゃっ」



いきなり腕を引っ張られて私は、尚希に抱きしめられた



「いきなり引っ張らないでよ!」



「・・・・この状況でそんなこと言うとか真尚らしいな」


この・・・・

状況・・・・




!?


私は、ベッドに寝ている尚希に抱きしめられてる・・・・


「は、離してよ!」



「やだね」



そう言ってさっきよりも強く、でも優しく抱きしめた。



なんか尚希の腕のなか落ち着く・・・・



「真尚?」



「寝てるし・・・・
ほんと真尚は俺が今まで付き合ってきた女達と全然違うな・・・・

俺が真尚を守るからな・・



おやすみ・・・」
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