近いのに遠い存在
「海!?」


「あぁ、俺の秘密の場所。」


「きれ〜い♪」


聞いてねぇな・・・・



まぁ・・・可愛いからいいけど♪



「咲良。・・・・・咲良!!」



「へっ!?」


「何回も呼んでるんだけど」


「ご、ごめんなさいツツ」



「いいけど、そんなにここ気に入ったか??」


「うん!!」


「・・・・///」


可愛い・・・・


「前田くん?」


「あ、あぁ。」


「そういえば、前田くんはいつも誰とここに来るの??」


「ん?

俺はいつも1人で来るけど」


「えっ!

じゃあ前田くんとここに来たのって・・・



「咲良が初めて」


「////」


「顔赤いけど大丈夫かぁ?」


「だ、大丈夫!」



「あっ、走ったら・・・



「へっ!?

キャッ!?



「咲良!」



「あれ?痛く無い?」


「大丈夫かぁ?」



「ご、ごめんなさい!

助けてもらっちゃって・・・」


「それはいいけど・・・

怪我してないか?」


「うん!全然大丈夫!」



咲良・・・・左手隠してるな


「咲良、ちょっと左手出して」



「は、はい。」


「こっち右手だから」



そういって俺は咲良の左手をとった。


「やっぱり・・・」


咲良の左手の甲には、切り傷があった。


「なんで言わねんだよ」



「ごめんなさい・・・

だってこれ以上迷惑かけたくないもん」


やっべ!超可愛い・・・・



「とりあえず手当てするか」


「行くぞ。」


「へっ!?どこに!?」


「もう1つの俺の秘密の場所♪」
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