近いのに遠い存在
「なんで・・・・」


「前田くんここに入ってからずっと悲しそうな顔してる。

それにお姉さんも明るく振る舞ってるけど少し悲しそうだった。

誰にも、言いたくないことはあるから私は自分からは聞かない」



ハハッ

やっぱり咲良は最高だな。



俺は電話をかけた。


『あ、姉貴?

今すぐ部屋に来て』



バンッ

「はや、

あのさ咲良に話すから。」


「へ〜、なんで?」


「咲良が俺の表情に気づいたから。

あ、あと姉貴も気づかれてたぞ」


「咲良ちゃんすごいね!

私も最初に会った時から咲良ちゃんはなんか違うきがしてたのよ♪」



「あ、あの〜・・・・」


「あ、ごめんごめん。

俺達は一言で言うと財閥の後取りだ」


「あ、そうなんだ。」


「それだけ!?」


「だって前田くんは前田くんだし、お姉さんはお姉さんじゃん。財閥だろうと関係ないもん。」


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