近いのに遠い存在
なんか、想像してたのよりすっごく綺麗な部屋・・・



あっ、忘れないうちに・・・

「これ、ワークの答え・・。」


「あぁ、ありがとう♪」



「あのぉ・・・なんで部屋までいれたの??」


「気づいてないの!?」


「えっ!な、なにが??」


「はぁ〜。」


「どっからどう見ても熱あるでしょ。」


「いやいや、熱なんかないって。」


とは言ったけど・・・

確かに少し頭がクラクラする。


「咲良は何時何分に公園に行ったの。」


「約束した時間が18時で、時計見て遅刻しそうだったから走って着いたのが18時ちょっとすぎかな?」


「やっぱり・・。じゃあ今、時計見て。」


「18時15分・・・」


あれ?

おかしいな・・・?


「咲良は、1時間、間違えて出たってこと。」


「あぁ、なるほど。」


「なるほど。じゃない!」

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