ぬくふわ -テディベアに恋をした-
「……なんで?」


数十分後、私はテーブルに向かわされていた。

隣には焦げ茶の彼もいる。



金色の彼が今、キッチンで料理中。


……あれ?

ここ、私の家……だよね?


「出来たよ」

コトッ、とテーブルにお皿が置かれる。

私はそれを覗きこんだ。

「うわ……美味しそう」


カリカリのトーストにふわふわのスクランブルエッグ。

スープもあるし、コーヒーもある。


素敵なホテルのモーニングプレートみたい……。






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