天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅡ
「わっ!わわっ!」
雪菜が目を丸くする。
半妖で、妖力とて人間より多めという程度でしかない雪菜の身の内から、突然爆発的な妖力が発生し始めたのだ。
これが高等霊を憑依させるという事。
特に雪菜は人外という事もあり、幽霊の小岩井さんとも性質的な相性がいい。
互いの能力を損ねる事なく、力を発揮する事ができる。
(イキマスヨ、ユキナサン)
「えっ、ええっ?」
動転する雪菜の意識は残ったまま、小岩井さんの意識が、雪菜の体を動かす!
手にした扇子をヒラリと扇いだ途端。
「!!!!」
放たれるは吹雪どころか、ナイフのような鋭さを持つ無数のツララ!
明らかに殺傷の目的のそれを。
「小岩井さん」
舞白は大鎌の一閃で刻む。
「死者が死神に盾突く…如何に高等霊の貴方でも許されざる行為ですよ…?」
雪菜が目を丸くする。
半妖で、妖力とて人間より多めという程度でしかない雪菜の身の内から、突然爆発的な妖力が発生し始めたのだ。
これが高等霊を憑依させるという事。
特に雪菜は人外という事もあり、幽霊の小岩井さんとも性質的な相性がいい。
互いの能力を損ねる事なく、力を発揮する事ができる。
(イキマスヨ、ユキナサン)
「えっ、ええっ?」
動転する雪菜の意識は残ったまま、小岩井さんの意識が、雪菜の体を動かす!
手にした扇子をヒラリと扇いだ途端。
「!!!!」
放たれるは吹雪どころか、ナイフのような鋭さを持つ無数のツララ!
明らかに殺傷の目的のそれを。
「小岩井さん」
舞白は大鎌の一閃で刻む。
「死者が死神に盾突く…如何に高等霊の貴方でも許されざる行為ですよ…?」