天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅡ
タイマントーナメント・準決勝
第一試合
一時間の小休憩を終え、客席にも観客達が戻り始めた。
午後からの試合再開。
午前中はあんなに天気もよく秋晴れだったというのに、いつの間にか空は曇天。
「うわ、雷鳴りそう…月姫ちゃん大丈夫?」
顔色の悪い月姫に、きょうこが話しかける。
しっかりときょうこの制服の袖口を握りつつも。
「だ、大丈夫…兄上が強敵と戦うんだもの…雷くらいで怖気づいていられないわ」
月姫は気丈に言った。
そうこうしているうちに。
「お、出てきたぜ」
龍太郎がリング上に視線を向ける。
午後からの試合再開。
午前中はあんなに天気もよく秋晴れだったというのに、いつの間にか空は曇天。
「うわ、雷鳴りそう…月姫ちゃん大丈夫?」
顔色の悪い月姫に、きょうこが話しかける。
しっかりときょうこの制服の袖口を握りつつも。
「だ、大丈夫…兄上が強敵と戦うんだもの…雷くらいで怖気づいていられないわ」
月姫は気丈に言った。
そうこうしているうちに。
「お、出てきたぜ」
龍太郎がリング上に視線を向ける。