天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅡ
舞白の腕の中で、強張った苺愛の力が抜けていくのが感じられた。
やがて…。
「因幡…?」
声をかける龍娘に。
「しーっ…」
舞白は人差し指を立てる。
「栗花落さんはようやく怖い夢から解放されて、幸せな夢を見ているんです」
見れば、舞白の腕の中で苺愛は目を閉じていた。
気を失ったのか、それとも舞白の言うように眠ってしまったのか…。
やがて…。
「因幡…?」
声をかける龍娘に。
「しーっ…」
舞白は人差し指を立てる。
「栗花落さんはようやく怖い夢から解放されて、幸せな夢を見ているんです」
見れば、舞白の腕の中で苺愛は目を閉じていた。
気を失ったのか、それとも舞白の言うように眠ってしまったのか…。