天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅡ
タイマントーナメント・決勝
準決勝第二試合直後から降り始めた雨も、ほんの一時間程度で止み、橙色の日差しが差し込み始めた。
いよいよ決勝戦。
天神学園全生徒、教師の中で最強は誰なのか。
最後に残った二名が、一つの結論を導き出す。
「どっちだと思う?」
きょうこの言葉に。
「舞白先輩とこはくさんかぁ…甲乙付け難いなぁ…どっちも美人だし、うさぴょんはスレンダー、こはくさんはセクシーで…」
鼻の下を伸ばす陽。
お前の女の好みは訊いてない。
埒があかないので。
「龍太郎はどうよ?スペシャルバカとしての忌憚ない意見を…」
「わからん」
きょうこの問いかけに、龍太郎は即答した。
スペシャルバカらしい思案なしの返答。
しかし意外に的を得ていた。
彼らは神ならぬ身。
戦わずにわかるのならば、このようなトーナメントなど開きはしない。
いよいよ決勝戦。
天神学園全生徒、教師の中で最強は誰なのか。
最後に残った二名が、一つの結論を導き出す。
「どっちだと思う?」
きょうこの言葉に。
「舞白先輩とこはくさんかぁ…甲乙付け難いなぁ…どっちも美人だし、うさぴょんはスレンダー、こはくさんはセクシーで…」
鼻の下を伸ばす陽。
お前の女の好みは訊いてない。
埒があかないので。
「龍太郎はどうよ?スペシャルバカとしての忌憚ない意見を…」
「わからん」
きょうこの問いかけに、龍太郎は即答した。
スペシャルバカらしい思案なしの返答。
しかし意外に的を得ていた。
彼らは神ならぬ身。
戦わずにわかるのならば、このようなトーナメントなど開きはしない。