天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅡ
「確かに手裏剣と苦無の波状攻撃は厄介ですが」

こはくが刃を返す。

「距離を詰めてさえいれば、手裏剣は使えないでしょう?」

斬り上げ!

返す刃で斬り下ろし!

これを茜は絶妙な見切りで回避する。

「確かにな。投擲の距離なくば手裏剣は打てん。が」

こはくの剣を回避直後、遠心力を込めた肘打ちを彼女の頬へ!

咄嗟にガードしたものの、ビリビリとガードした腕が痺れる。

そこへ追撃の横蹴り!

またも吹き飛ばされるこはくに。

「俺は接近戦の方が得手でな!」

苦無を構えた茜が突進してくる!

< 49 / 197 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop