天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅡ
「「何ぃっ?」」
声を揃えて叫ぶ龍太郎と龍娘。
そういえば、普段は和服を好んで着るこはくが、今回は白いカッターシャツにタイトな黒パンツ、ヒール靴を着用している。
見様によっては、『戦闘に適した服装』である。
「さささ、参加ってこはくさん、アンタ旦那の許可得てんのかっ?」
龍太郎の言い分も尤もだ。
あの鬼の体育教師がこの事実を知れば、こはくを叱れないので腹癒せに龍太郎を愛刀で微塵に刻むに違いない。
何故か命の危機の龍太郎。
「大丈夫ですよ龍太郎さん…そこはいつものように…」
チュッ、と唇を鳴らすこはく。
(成程…また接吻と色香に篭絡されたか…あの腑抜け侍め…)
決して本人の前では言えない言葉を、龍娘は心中で呟いた。
声を揃えて叫ぶ龍太郎と龍娘。
そういえば、普段は和服を好んで着るこはくが、今回は白いカッターシャツにタイトな黒パンツ、ヒール靴を着用している。
見様によっては、『戦闘に適した服装』である。
「さささ、参加ってこはくさん、アンタ旦那の許可得てんのかっ?」
龍太郎の言い分も尤もだ。
あの鬼の体育教師がこの事実を知れば、こはくを叱れないので腹癒せに龍太郎を愛刀で微塵に刻むに違いない。
何故か命の危機の龍太郎。
「大丈夫ですよ龍太郎さん…そこはいつものように…」
チュッ、と唇を鳴らすこはく。
(成程…また接吻と色香に篭絡されたか…あの腑抜け侍め…)
決して本人の前では言えない言葉を、龍娘は心中で呟いた。