天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅡ
第二試合
「宜虎、宜虎っ!」
第二試合。
出番に備えてリングに上がろうとした宜虎を、観客席の藤原翁が呼び止める。
「どうしてぇ、武じぃ」
「よいか宜虎、あの対戦相手の骸南という娘な…」
「わかってるって」
神妙な顔をする宜虎。
「鬼神丸を得物に持つような剣士だ…女だからって油断なんざしねぇよ…鬼の体育教師が相手のつもりで…」
「たわけ!」
何を思ったのか激怒する藤原翁。
「勝敗なんぞはどっちでもええわい、試合が終わったら、必ず道場の方に誘うのじゃぞ?」
「あん?」
訝しげな顔をする宜虎に。
「骸南が駄目なら、あのこはくとかいう別嬪でもええわい。道場に見合いの席を設けておくでな。後は若い者同士でゆっくりと…」
「ちぇえぇぇええすとぉおぉぉおっ!」
「うぼあっ!」
藤原翁、背後からのヤンブラコンの木刀の一撃で昏倒…。
第二試合。
出番に備えてリングに上がろうとした宜虎を、観客席の藤原翁が呼び止める。
「どうしてぇ、武じぃ」
「よいか宜虎、あの対戦相手の骸南という娘な…」
「わかってるって」
神妙な顔をする宜虎。
「鬼神丸を得物に持つような剣士だ…女だからって油断なんざしねぇよ…鬼の体育教師が相手のつもりで…」
「たわけ!」
何を思ったのか激怒する藤原翁。
「勝敗なんぞはどっちでもええわい、試合が終わったら、必ず道場の方に誘うのじゃぞ?」
「あん?」
訝しげな顔をする宜虎に。
「骸南が駄目なら、あのこはくとかいう別嬪でもええわい。道場に見合いの席を設けておくでな。後は若い者同士でゆっくりと…」
「ちぇえぇぇええすとぉおぉぉおっ!」
「うぼあっ!」
藤原翁、背後からのヤンブラコンの木刀の一撃で昏倒…。