天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅡ
「全く…真剣勝負をする者とは思えんな」

呆れる龍娘に。

「ご心配なく」

不敵な笑みを浮かべる苺愛。

「彼…ストロマ先輩とは、予選のバトルロイヤル中に決着がつかないままでした…今度こそハッキリ雌雄を決してあげるわ…」

「そいつはこっちの台詞だぜ!」

ストロマも叫ぶ。

「だからどっち向いて喋っとるんだ」

ストロマの頭にチョップをかます龍娘。

もうやってられない。

「ええいっ、めんどくさい、始めるぞ」

龍娘は両者の間に立つ。

「それでは勝負…はじめっ!」

凛々しい声が、会場に轟いた!

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