天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅡ
「さ…そういう事で早々に決着といかせて貰うよ」

床を蹴るストロマ!

苺愛の視界から消えたと思った瞬間。

「うぐっ!」

またもボディブローが苺愛に突き刺さる!

「薬品だって万能じゃないんだ。効果が切れたら俺も普通の人間だからね」

「っっっ…」

ならば薬品の効果切れを待って反撃に転ずるか?

一瞬そんな事を考えもしたが。

「かはっ!」

ストロマの二撃目を受けて考えを改める。

いつ切れるか分からない効果を待って攻撃に耐え続けるほど、ストロマの攻撃力は低くない。

苺愛とて銃を持っているとはいえ女の身だ。

長くは耐えられない!

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