天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅡ
もう既に脚に来ていた。

震える膝がガクリと折れ、跪く苺愛。

「立っていられない女をしつこく嬲るのは趣味じゃないな…ここはひとつ」

本日一番いい顔をカメラ目線で!

「トドメと行くか!くぅ~っ、俺って慈悲深くてかっこいい!」

(今だ!)

そのカメラ目線の隙にトリガーを引く苺愛!

それさえも。

「やると思ったよ」

ストロマは先読みして回避、一気に詰め寄ってくる!

「今の君にとって、狙う隙は俺のカメラ目線の時しかないもんな。でも!」

跪いた苺愛の肩口に、ストロマの踵落とし!

「見え見えなんだよ!」

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