Are you ready ?



『俺は、どんないぶでも好きだよ。泣き虫でも、ドジでも、いぶはいつも一生懸命だろ…?』

「っ…!」

『だから好きなんだ。いつも、皆のことを考えるいぶが好き。』

「壱くんっ…!」


彼は、こんなにも私のことを想ってくれる。

私のことを理解してくれる。

それが、すごく嬉しかった。


『頑張ろう、な?』

「…うんっ…!」


壱くんが応援してくれるなら、

私、頑張れるかもしれない。

いや、頑張るんだ。


『それまで充電――』

「壱くんのエッチ!」

ぱちん、


さりげなくキスをしようとする壱くんの頬っぺたを叩く。


『クスッ、痛くないよ、いぶ。』

「ぶー…わざとだもん!」


そんな風にじゃれ?ながら、今日も私は壱くんと幸せな時間を過ごしたのだった。





< 103 / 174 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop