Are you ready ?



『なーんだ。いぶがその気じゃないんなら、俺も試合出るの、止めよっかなぁ~?』

「っ…やっ、待って、壱くん!」


や、やだーっ!!

それはダメだ。

いくら何でも!!


やっとここまで壱くんをその気にさせたのに!!


「・・・ひとつ、だけだよ?」

『??』

「壱くんの願い事、…叶えるの。」

『――うん、いぶ、大好き』

「っ――…///」


なんだか恥ずかしくて、小さくしか言えなかったのに、壱くんにはちゃんと聞こえていたらしく、キラキラ必殺スマイルが返ってきた。

ぁあー

これだから壱くんは…モテるんだろうなぁ~


『絶対、優勝して、いぶのところに行くからな。待ってろよ?』

「っ…うん!///」


夢にまで見る壱くんのプレイ姿を期待して、顔を赤くしていたら、学校に到着したのだった。




< 122 / 174 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop