Are you ready ?



「いっ、いつからそこにっ!?」

『ん?んーっとね、私、不安になっちゃった、辺りから?』

「~~っ///」


ほぼ全部じゃない!

今までの会話、筒抜けだったってこと!?

恥ずかしすぎて、私は壱くんから離れた。


『俺を拒否るの禁止ー。』

「へっ!?ぃ、壱くんっ!?」


離れたはずなのに、今度は真正面から抱きしめられた。

さっきまではあんなにキリッとしてたのに…。

あのクールな壱くんはどこへやら。

いつもの甘々な壱くんに逆戻り。


『ちょっとー。イチャイチャ中、申し訳ないんですけどー。俺らがいるってこともちょっとは気にしてくんない?』

「ぅわぁっ///」


野獣さんの声掛けに、横を向くと、そこには呆れ顔の野獣さんと美鈴ちゃんの姿。

ま、また醜態をさらしちゃった…!


『野獣に俺の癒しを取る権利ないし。』

「っ!?」

『はいはい、もういいですよー。ってか、美鈴。約束、ちゃんと守れよ?』

『っ!?…ま、まぁ、一回くらいは、ちゃんと作ってきてあげる!』


そんなこんなで、クラスマッチは終わっていった。




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