Are you ready ?



――高野依吹、ピンチです。


『何、恥ずかしがってんの?』

「っ///」


壱くんとご飯を食べて、一緒に食器を片付けて、さっきまで楽しくテレビを見てたはずなのに――


『一緒にお風呂入ろ?いぶ。』


トンッ、と壁を背に固まる私の顔のすぐ横に手をついた壱くん。

一体全体、どうしてこんなことに!?


「だっ、ダメ!絶対ダメ!」

『何で?』


徐々に近づいてくる壱くんの顔と体にビックリして、壱くんの肩を掴んで押すけれど、全然押し返しがきかない。

それどころか、満円の笑みを浮かべた壱くんがさらに近づいてくる。


「何でって…ダメなものはダメなのっ!」


お風呂って…その、あのっ、私の体を見られちゃうってことで、

この幼児体系を壱くんに見せちゃうってことで…っ!

そんなこと絶対に、出来るわけないじゃん!!



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