Are you ready ?
『昨日はごめんね。』
「ぇ……?」
『少しいじめすぎた。反省してます。』
小さくお辞儀までされて、私は頭の中真っ白。
ぉ、怒ってないの…?
『…今までイブを男から守ってきてたのに……いつの間にか、イブが男のものになっちゃって…。動揺しちゃったの。ごめんね…?』
「みっ、美鈴ちゃ…っ!」
そんな風に思ってくれてたなんて…っ!
感激で、また涙が出そう。
『……ふーん…君がイブを守ってくれてたんだ…?』
『っ…!』
そんな時、後ろから壱くんが感心したようにそう言った。
美鈴ちゃんも驚いている。
あの美鈴ちゃんが……震えてる…?
な、何で……?
『ぁ、あんた…ッ!』
『やっと気付いてくれたの?美鈴ーちゃん♪』
『!?』
『………何だ野獣、知り合いか…?』
「………??」
美鈴ちゃんが声を荒げたのは、
………野獣さんに対してだった…。