Are you ready ?

っ、っていうか…


「ぁのっ…ち、近ぃ…っ！」


どんどん、イケメンさんの顔が近くなって行ってるのですが…ッ!?


『逃げちゃダメー。君は大人しく俺と初チューすんの。』

「ふぇ…！？」


そう言いながら、イケメンさんはするりと私の腰に腕を回す。

にっ、逃げらんないーーっ


「ゃ…っ！」

『かわいー。もう誘ってるとしか思えないほどのエロさだね。』

「ちがっ…！！」


違うの、違うのー！

もうやだぁーっ

答えがほしいって言ったり、キスしたいって言ったり…!!

イケメンさんの考えてること分かんないよぉーっ(泣)


『…ま、イジめるのもそれくらいにして、』

「ふぇ…っ？」

『ぁ、油断してたらキスするよ。』

「！！」


まわされた腕が外されてほっとしたのに、そんなこと言われてびっくりした私は唇を隠す。


『クスッ…そんなにあわてなくても…ッククッ…！』


終いには、それで笑われてしまった。