Are you ready ?



『いぶのお母さんには気に入られときたいし…。』

「へ…?」


ぉ、お母さん…?

いきなり私のお母さんが出てきて私は理解不能。


『…いぶは分かんなくていーの。』

「ぅ、うん…?」


優しい笑みに、私は首を縦に振るしかなかった。


『じゃあね、』

「へっ、」

『?…ここでしょ?いぶの家。』

「っ…!?」


振り向いてびっくり。

だっ、だって…!!

確かにそこには私ん家があるんだもんっ…!


って、ってことは…ッ

私は、自分の家の前で壱くんと抱き合ってたって…こと!?

っ――!!

この上ない恥ずかしさに赤面Max。


『ゆでいぶだ。』

「っ…壱くんのばかぁ…ッ!」


恥ずかしすぎて帰るのが怖い。

っていうか、“ゆでいぶ”って何なのぉ~!?



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