Are you ready ?



『朝からあっついわね~。アンタんとこ。』

「っ…みっ、美鈴ちゃんッ!!」


火山の噴火並みに赤面している私の後ろにいたのは美鈴ちゃん。

いつもより増して、壱くんファンの視線がすごく痛い。


『ここでチューするなんて、どこぞの外国人かっつーのよ。』

「うー…私に聞かないでぇー!」


1番の被害を受けているのは私なんだからーっ!


『まっ、教室に入りましょっ』

「ぅうー…」


未だ赤面中の私は美鈴ちゃんに連れられて自分の教室に入った。


『それで?』

「ふぇ?」

『昨日、アイツに送ってもらったんでしょ?』

「っ!?」


なっ、何でそれを!?

昨日の放課後は、美鈴ちゃんには会っていない。

私は待ってたんだけど…壱くんが帰ろうって、心配しなくていいからって言ったから、帰っちゃったしー…。





< 87 / 174 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop