Are you ready ?
『朝からあっついわね~。アンタんとこ。』
「っ…みっ、美鈴ちゃんッ!!」
火山の噴火並みに赤面している私の後ろにいたのは美鈴ちゃん。
いつもより増して、壱くんファンの視線がすごく痛い。
『ここでチューするなんて、どこぞの外国人かっつーのよ。』
「うー…私に聞かないでぇー!」
1番の被害を受けているのは私なんだからーっ!
『まっ、教室に入りましょっ』
「ぅうー…」
未だ赤面中の私は美鈴ちゃんに連れられて自分の教室に入った。
『それで?』
「ふぇ?」
『昨日、アイツに送ってもらったんでしょ?』
「っ!?」
なっ、何でそれを!?
昨日の放課後は、美鈴ちゃんには会っていない。
私は待ってたんだけど…壱くんが帰ろうって、心配しなくていいからって言ったから、帰っちゃったしー…。