Are you ready ?



『簡単にそんなこと分かるわよ!彼氏なんだから!!』

「!!!ちょっ…」


美鈴ちゃんの声があまりにも大きく、教室内がシーンとなってしまった。

はっ、恥ずかしーっ…///


『そ、それで?』

「っ…驚かないでね?」

『大丈夫大丈夫!』

「……。」


美鈴ちゃんはそう言っても、さっきはあんなに大きな声を出した美鈴ちゃん。

本当に大丈夫かなぁと思うけど、どうせ美鈴ちゃんに問い詰められるんだから無駄な抵抗は止そうと、昨日のことを話した。


『――は!?家の前で!?しかも、お母さんに目撃された!?』

「ちょっ…あーもう…。」


結局、美鈴ちゃんは大声を出して驚いて、クラスの皆にダダ漏れ。

きっと、今日だけで学校中のみんなに知れ渡るに違いない。


『ここまで来ると確信犯ね…。』


美鈴ちゃんもね…。


呆れている美鈴ちゃんに、私も呆れたのだった。





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