Are you ready ?
「…お、菓子を?」
『うん。』
『ッ…神埼、あんたねぇ~っ――』
『美鈴!…こっちこい。』
『~~~っ』
壱くんを怒ろうとした美鈴ちゃんは、野獣さんの牽制で帰っていた。
未だに私は、壱くんから期待の眼差しを受けている。
どっ、どうしよう~…!?
ま、まだ、お家に材料あったかなぁ?
「わ、分かった…。」
『ありがと、いぶ。』
「ど、どういたしまして…///」
お、お礼言われたの久しぶり…。
壱くんの嬉しそうな笑顔に、頑張って作ろうと思った私だった。