Hurt〜傷〜
出会い系サイトに登録してからも、俺は全くそれを使っていなかった。

数件、女からメールがきたが無視していた。

ある日、バイトに行くと明良が話しかけてきた。


「なぁ、渉。これ見てくれよ」


そう言って明良は、一枚の写メを見せてきた。


「この子、超可愛くねぇ!?」


明良の言うように、確かに可愛い子だが、どこか陰がある雰囲気の子だった。
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