Hurt〜傷〜
喫茶店を出て、2人は近くのファミレスに入った。

そこでは他愛のない会話をして、楽しんでいた。

しかし時計はそろそろ11時を示そうとしていた。


「純ちゃんはいつも何時位に帰るの?」

「えっと、大体11時30分から12時位です」

「そっか。じゃぁ、そろそろ送ろうか?」

「一人で帰れるから、大丈夫ですよ」

「でも女の子が夜道を一人で歩くのは危ないから、送るよ」

「…じゃぁ、お願いします」


純はちょっと考えた後に答えた。

渉は笑って返事をした。


「じゃぁ、行こっか?」

「はい」


二人は席を立ち、会計へと足を進めた。
< 62 / 89 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop