【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。

けれど今思えば。


あの時、あっさりと秀と別れたことができたのは。



秀が好きな相手が

天音だったからなのだろうな。



「秀…秀……」



諦めが悪い。


二週間たった今も、秀が恋しくてたまらない。



今日みたいに、雨が降っている日は特に……。


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