【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。

「そっか…紫音から、私の話も聞いてるのかな?」



「紫音が、天音を好きだってこと?」



「うん、そう。でも、今まで誰も好きになったことがない子だからさ。極度のシスコンなのかなって思うようにはしてたんだけど」



天音は、へらっと力無く笑って、困ったように眉を下げた。



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