【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。

紫音の大学へ向かう電車の中から見える街は、クリスマスのイルミネーションで彩られていた。


入り口の近くで立ちながら、きらきら輝く夜の街が、いつむよりも眩しくて見えた。



「あっ…雪……」



雨はいつのまにか、みぞれ雪に変わっていた。



< 120 / 201 >

この作品をシェア

pagetop