【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。

「秀君に、考えさせてって言われた時。紫音は、いつもみたいに私のところに来たけれど、窓の外見て、沙絢が無事に帰れたかとうか、ずーーっと気にしてたからさ」



「そう、なんだ……」



「本当だよ。だったら、置いてくるなっての!」



天音は、ぷんぷんと怒りながら、会社の中へ入っていった。


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