【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。

「なんだ。上手くいってるじゃん。やっぱり名前呼び間違えたのは、たまたまだよ」



「そうなのかなあ?ただ、欲求を満たす相手にしてるだけなんじゃないかって、不安になる」



天音は、私と同じようなことを考えているようだった。



「そっか。なんとなく分かる。その気持ち」



「そう思う!?あー…なんか、分かってくれる人がいるって、本当安心する。ありがとう、沙絢。っていうか、紫音と結婚したら、お姉ちゃんか」



天音は、ふふふと楽しそうに笑って、鼻歌を歌いながら制服に着替え始めた。


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