【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。

ちょうど私たちが到着するころ、少しほろ酔いの二人が居酒屋から出てきたところだった。



「姉ちゃん!」



「え?紫音!?…っと…沙絢?どうしたの?」



「秀さん。姉ちゃんにはあの話はしたんですか?」



「え?あの話って…沙絢、話したの?」



私は秀を見て、黙って頷いた。

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