【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。

「あ、ありが…っふ…うぅっ……」



少年の手は冷たかった。

私と同じすぎて、なんだか急に胸が苦しくなった。

私はいつのまにか、少年の腕にしがみつくようにして泣いていた。


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