【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。
筋トレしたり。
体がたるまないように気にしてはいるものの、なかなか引き締まらないし。
そういう辺でも、歳をとったなと実感してしまう。
「あ、沙絢さん。イルミネーションキレイだよ。見ていこうよ」
紫音はいつだって無邪気。
二人で部屋にいる時も、こうやって外にいる時も。
だけど、私は気にしてしまう。
私みたいないい大人が、はしゃいでいたら、場違いだって思われそうだし。