【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。
「うそ。沙絢さんは、そういう所よりも、もっと楽しそうなところが好きでしょ?」
「う、うん…あのね、隣街の遊園地がライトアップされてキレイなの。そこに行きたい」
「うんうん。やっぱりねー」
紫音が無邪気に微笑んだ。
「それでね、そのあとは、二人で部屋でまったりしたいなー…なんて」
「うん。沙絢、可愛い」
紫音は、私の頭に自分の頭をグリグリ押し付けて、今度は唇にキスをした。