【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。

紫音の舌だけでなく、歯もなぞってみる。

小さくて、並びのいい紫音の歯。

笑ったときのぞく八重歯を感じた。


二人の絡み合った唾液を飲み込みながら、紫音のシャツをめくりあげて、紫音の胸にキスをした。



「お風呂に入ってないのに、紫音の躰熱い」



「たぶん…お酒っていうか…沙絢のせいでしょ」



「気持ちいい?」



「……うん」


< 188 / 201 >

この作品をシェア

pagetop