【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。

紫音の躰を熱くしているのは、私。

紫音の心臓をドキドキさせているのも、私。


胸にしていたキスを、もう一度唇にしながら、二人でベッドに躰を埋めた。



「…俺、我慢できない。俺も沙絢のこと気持ちよくしたい」



「ダメ。我慢して」



私はそう言って、紫音のズボンのベルトを外した。



「私、酔ってるから。止まらない、からね」


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