【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。
「紫音は、もちろん出席だよね?土曜日だけど、学校の研修は何も入ってない?」
紫音とご飯を食べながら手帳を開いて、予定の確認をした。
「うん。オッケー。それより…沙絢、友人代表挨拶になってるけど、原稿大丈夫?」
「まあ、なんとかなるさ」
すごく不安だけどね。
天音は、私たちの結婚式の時、代表挨拶をしてくれたから、断るわけにはいかなかった。
人前で話すこと、慣れてないからなあ。