【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。

私は秀に…天音を呼び出す道具として、利用されたわけだ。



「バッカバカしい……」



「え?沙絢?」



「私、帰るわ」



「え!?でも、雨降ってるよ?」



天音の心配する声を背にして、私は雨の中に飛び込んだ。


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