【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。

私はシオンの、うっすら筋肉のついた腕を、下から上になぞった。

そしてシオンの濡れた髪の毛を、くしゃっと軽く握って、シオンの呼吸に自分の呼吸を合わせた。


欲しい。

もっと欲しい。



ねだるようにして、シオンの首に、しゃぶるようにキスをした。


シオンは、それに応えて、さらに激しく私を求めた。


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