【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。

頭のてっぺんから、つま先までが心臓になったみたいで。


ドクンドクンと躰が波打った。



「沙絢さんが、俺に吸い付いてくるみたい…セックスってさ、よく一つになるっていうけれど。俺、その意味分かったよ」


私はシオンの言葉を聴いて、褒められているみたいで、とても嬉しくて。

絶頂を迎えながら、泣いていた。


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