【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。

「沙絢さん、どうしたの?どこか痛いの!?」



「う…んん、そんなんじゃない…嬉しくて……」



自分という存在を認められた気がしたから。


シオンは黙って、自分の指先で、私の涙を拭ってくれた。


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