【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。

「うわああぁぁん…ううっ」



「え!?何?なんで泣くの!?」



私は慌てて扉を閉めて、私たちのいる個室と、広間をさえぎった。



「うまくいったはずだった…沙絢から、秀君を奪って…私、満足してた」



「天音……」



「沙絢は、キレイだし、仕事も出来るし、格好いい彼氏もいて…私、羨ましかったの!」



天音は、泪と一緒に、ポロポロと今までの気持ちも話し出した。

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